先日 ピアノコンクールの2次予選が行われました。
娘は小学校中学年の部。
順番は真ん中あたりで 他の子たちの演奏中も 膝の上で指がカタカタと動いていて 発表会やコンサートグレードやピアノコンペの時とは明らかに様子が違う…
出番が近づき 舞台裏へ消えて行きました。
2曲弾いたのですが 1曲目のウィンナーワルツを弾き始めると あれれ?? となりました。
ん?コンペの時と全然違う。
あれ?なんで?
間違えずに弾けました。
だけど 良くも悪くも無難に コンパクトにまとまっているのです。
2曲目のソナチネ。
あれ!?1音目から か細い音…
なんで!?
確かに娘のタッチは弱め。
でも もっといつもはフォルテ出せるよね…
しかもしかも ミスタッチはあるし 曲が止まってしまった(涙)
すぐ再開したけど 明らかに今までステージ上で見たことのない 青ざめた顔。
結果として 全くダメでした。
終わった後に先生とお話した時に
『終わった後 凄く手が震えていて…』
とのこと。
え!そんなに!?
やっぱり ピアノコンペの時とは桁違いのハイレベルさに恐怖を感じたのか。
でも先生には
『ここまでくる過程が凄いし よく頑張りました。これからはしばらく のんびりレッスンしましょう』
と言っていただけて とてもありがたいなと感じました。
結果だけで評価するのではなく そこにいきつくまでの過程を評価してくださり ほんとうに良い先生に出会えて良かったと思います。
帰宅後や翌日の娘の様子はというと…
全く結果を気にしていませんでしたʅ(´◔౪◔)ʃ
なんだかなぁ…
落ち込んで欲しくはないけど 悔しがって欲しいな。
翌日は学校の担任の先生にコンクールで緊張した話をしたそうな。
昨日 改めて娘に聞いてみました。
『娘ちゃんは他の人と比べないの?とても上手な子が周りにたくさんいて 焦ったりしない?』
と。
すると娘は
『上手な子の演奏 凄いと思った!でも 比べないよ。私は清塚さんみたいになりたいなぁ〜(照)』
とのこと。
『ピアノって地味じゃない?毎日毎日たくさん練習して 年に何度かはドレス着て人前で演奏できるけど。でもほとんどが地道に練習して 難しいこともたくさんあるし。嫌にならないの?』←嫌なやつ。
と 意地悪な質問。(でもピアノを弾けない私からすると 娘の日々を見ていてそう思うのです)
すると 不思議そうな顔をしつつ
『ピアノ楽しいよ!人に聴いてもらうのも レッスンも好き!』
とのこと。
発表会もコンペもコンクールもグレードも
本人の意思を尊重して出場してきたけれど 気が付けば結果にこだわっているのは母だけ。
娘は結果よりも その過程を楽しんでいたのでした。
ちょっと反省。
そして ちょっと嬉しい。
純粋にピアノが好きで弾いていて 初めてピアノを弾いた小さい頃の気持ちを忘れずにいてくれてる。
将来的に音楽の道を選ばなくても きっと一生ピアノを弾いてるんだろうな。
学校では休み時間に友達と音楽の先生の前で演奏したり
音楽会の伴奏に立候補したり
ピアノを習い始めたばかりの友達の演奏を聴いては『とても上手!始めたばかりでこんなに弾けるの凄い!』と 素直に人の努力を褒められる。
自分より難曲を弾く友達の演奏聴いては『こんな有名な曲弾けるって凄い!◯◯ちゃんてピアノ上手!凄いんだよ!』と 自分のことのようにママに友達自慢。
小さいながら よく出来た人間だw
これからは いっぱいいっぱい褒める!
最後にコンクールで弾いた曲!
頑張りました〜