音楽高校体験入学

今日は 都立総合芸術高等学校の体験入学でした。

小学2年生~6年生を対象としたもの。

娘はとにかく楽しみ過ぎて ワクワクしていました♪

最寄り駅についてしばらく歩くと 見えてきました!

立派な建物が~!!

都立ですが 私立!?のような風貌。

外も中もとても綺麗でした。

受付を済ませると まず案内されたのがアンサンブル教室。

こちらで一通りの説明を受け 書類を受け取り 2グループに分かれての行動となります。

私たちのチームはまず ピアノのある広めの部屋へ移動し 3年生のプチコンサートを聴きました。

小学生向けに 子供たちのわかる曲を用意してくださったのだろうなと感動。

高校生とはいえ 本当にプロの演奏でした!

そして何よりとっても楽しそうに優雅に演奏するもんだから 聴いている側もすごく楽しいんですよね。

やっぱり 好き!!!という気持ちを持って演奏していると 伝わってくるものです(*^^*)

演奏が終わると また別室へ移動。

次はソルフェージュの体験授業。

事前に入門コースと初級コースの希望を聞かれていて 娘は入門コースを希望。

これはグループレッスンでした。

課題となる問題の資料が配布され 先生がピアノを使って指導してくれます。

まずはト音記号の書き方から。

そして 楽譜を使って新曲視唱。

ヤマハっ子としては 演奏グレードで初見演奏もしているし

普段のレッスンで楽譜を書くことはやっているので

この辺はお手物。

・・・と思いきや・・・

口パク!!!www

おいっ!歌え!!

肘で娘を小突きながら 小声で 『声出せ!』と喝を。

娘は 『歌ってます』 と応戦。

この感じ・・・ヤマハ幼児科時代を思い出す~

次また受講する機会があったら 初級コースでも大丈夫かな。

てな感じでソルフェージュレッスンも無事(?)終わり

次はピアノの個人レッスン。

これは希望者のみです。

というのも 音楽学校なのでピアノ専攻者のみではないのです。

バイオリンとかね。

そういった方は ピアノ個人レッスンは受けずに帰る場合もありそうです。

うちはもちろん・・・受けさせていただきます!!!!

ということで グランドピアノが2台ある個室が一人ずつ与えられ

指導時間まで ご自由にお使いくださいとのこと。

娘は 来週本番を控えている 湯山昭のバウムクーヘンを練習。

時間になると担当の先生が入ってこられ ご指導をいただきました。

短い時間ですが 本当にこの短時間で劇的に変わるんです。

ピアノコンペ前のクリニックレッスンもそうですが

やはり指導力のある先生ってすごい・・・

もちろん いつもご指導いただいている先生方も凄いです!

ただ いつも見ていただいているわけではないからこその

違った視点でアドバイスをいただけるので

非常に新鮮だし 短時間で一気にうまくなります。

本当に感謝です。

ご指導のまず第一声が

『バウムクーヘンってどんなお菓子かわかる?』

からでした。

バウムクーヘンってこんなお菓子で こんなイメージだけど こんな部分もあって だからこうやって弾く必要があるんだと思う

と 丁寧に説明してくれました。

うんうん!わかる!わかります!

だって 母も譜読みの最初に バウムクーヘンとはって話を聞かせたから。

で その時に娘が説明し出したのはバウムクーヘンの製造方法。

なぜ知っている…?こういうことだけはしっかり理解しているマニアックなやつめ。

できれば製造方法じゃなくて 甘くてふわふわとか 木の年輪みたいとか イメージや例えで教えて欲しかったなw

とにかく曲を自分の中でイメージするって大事です。それがまず根底にあって そこからこの曲をこうやって弾きたいって考えて それを実現するためのテクニックを学ぶ。

そして 細かい音作りを 自分の理想を叶えるため より近づける為にどうしたらいいか ひたすら模索する。

これ ピアノだけでなく 何かをつくる クリエイティブな活動の基本です。

ちなみに母は ジャンルは違えど 物作りの仕事をしているので

学生時代から今現在も 産みの苦しみを経験しています。

自分の理想を見つけること

こうしたい!を決めることが

いかに難しいかはよく理解しています。

だからこそ…

娘にはピアノの道が向いていないと

実は思ってます。

なぜなら この曲をこうやって弾きたい!という明確な意志がないから。

そのことについては 先日の練習の時に しっかりと話しました。

あなたは この曲をどうやって弾きたいのか それが伝わってこない。それは 何も考えずに先生や母の言われる通りに真似しているから。

だから あなたの演奏を聴いても

うまいね! という感想しか出てこない。

聴いている人が思わず身体を揺らしてしまうような もっと聴いていたいとファンになってしまうような そんな演奏を目指しなさい。その為には イメージを持って この曲はこうあるべき!という自分の理想を持って その理想を叶える為の練習をしなさい。

と言ってみましたが どれだけ理解しているか。ここが 娘には致命的に足りてません。

耳が良い 勘が良い だからこそ見ていて もったいないなぁと感じる。もっともっと伸び代があるんだけどなぁと。

音楽についてはど素人の母だし 親フィルターがあると自覚しながらも そう感じる最近です。

だからこそ 曲想について触れてくれる指導が今必要だと思っているし

それが ヤマハレッスンを再開させて理由だし

今日ご指導いただいた内容に 凄く感謝しております!!

脱線して長くなりましたがww

そんな感じで無事に体験入学を終えた娘。

帰りに美術科の生徒さんの個展が。

娘と一緒に立ち寄らせていただきました。

以前 女子美へも体験へ行った娘。ここでも目を輝かせておりました。

母は 音楽科よりも美術科に入りたい・・・

娘は 音楽科がとっても気に入った様子でした。

先生方 先輩方 本当にありがとうございました!!

そしてそして。。。

先日のピアノコンペティションの講評をいただきました!

ブルグミュラーのアラベスクはとっても良い講評をいただき

何もご指摘点はなかった♪

そしてギロックのウィンナーワルツ。

こちらはお褒めの言葉がありながらも もっと改善の余地ありな感じでした!

↓↓(一部引用)

3拍子の感覚もとても良いので、さらにそこに”遊び”があると、より楽しい演奏になりそうです

とのコメントがありました。

これは答えのない 本当に難しいことです。

上手に弾くことは大体クリアできている。

あとはそこに 自分らしさをプラスして 聴いている人を魅了する演奏をするということかな??もっと余裕を感じさせる演奏ということ??

解釈がやや難しいですが これはもう感覚の問題で センスが問われます。

次は12月のコンクール2次予選。

ここで自分らしい演奏ができるか勝負ですね。

頑張れ~!!!

☆今日の午前中の娘の様子☆

なぜかハノンを弾いている時に 上唇が前に飛び出しますww

作成者: 餃the女

小学生の娘がいます 娘は3歳からヤマハに通う生粋のヤマハっ子 日々のピアノのこと と、たまに違うこともちらほら・・・ ぜひお付き合いください!!